大学生であったのは、20年も前だ。最初の一人暮らしで拘ったのは、ガスコンロかどうか。この頃の電気コンロはひどかった。お湯沸かすのすら結構な時間がかかるのです。(電気コンロはIHコンロとは別物ですよ。)
一人暮らしの当初は、カレーか牛丼ぐらいしか作れませんでしたが、料理は好きな方で、レシピ本は結構買いました。パスタはだいぶ得意になりましたね。そして、パスタは女子にウケが良い。一人暮らしの部屋に女子を呼べるのです。
ただ一時期、節約志向に陥ってしまった時がありました。
危険な節約志向
やってはいけない節約は、1週間分のメニューを構築して、厳密に予算を決めてしまうというもの。初心者はこの方法をやっては駄目なのです。
お気楽な一人暮らしではありますが、実際は学校やバイトなどストレス0という訳ではない。なので、食べたいもの、食べたい量など、毎日変わるのです。
さらには、突然誘われる飲み会やカラオケ。本来は楽しいもののはずが、節約計画が狂うのでこれもストレスに。
外食の誘いを断って、スーパーで野菜を買った帰り道のわびしさに、「私は何をしているのだろう」と、ようやく我に返ることができました。
節度のある節約を
節約のし過ぎは、心を病むし、友人もなくすことになるかもしれません。節約は、程々にして、その分バイトのシフトをちょっと増やしましょう。
バイトなら仕方がないと次にまた誘ってくれますが、金欠で誘いを断ると次は誘われないこともあるのでね。
まあ、バイトより学業ですけど。
一人暮らしに炊飯器はいらない
私が学生だった頃と違って、今のご飯事情はかなり良いのではないでしょうか。それは、サトウのごはんのような包装米飯があるからです。もう、一人暮らしでの炊飯器はいらないのでは?
一人暮らしだと、安い炊飯器で1合の米を炊くのですが、これが馴れていないと意外に失敗します。さらに、出来上がりは約350g。半分をすぐに冷凍すれば、レンチンでも美味しく食べられるのですが、これも馴れていないと、放置になります。
保温のままだとカピカピに乾いたカチカチご飯になるのですが、保温を切って放置するとカビカビになります。私は、カラフルなカビの楽園にしたことがあります。炊飯器ごと捨てた友人もいましたね。
その点、パックごはんは優秀。1食分食べきりだし、レンチンですぐに食べられる。米の管理もしなくていい。しかも100均でも買える。
一人暮らしでお米を買うと、割高ですが1袋2kgのものが妥当かな。そうすると1,000円ぐらい。1合(米150g/炊きあがり約350g)が約77円。手間を考えるとパックごはんのほうが優秀ではないでしょうか。
そして、こんな細かい計算は意味がないのです。いや、やってはいけません。学生や社会人の一人暮らしは、何かと忙しい。付き合いも多いし、疲れて帰ってくることも多い。ストレス0ではないのです。
そんな中でのパックごはんは、それだけでちゃんとした節約なのです。パックごはんにレトルトカレーで節約になっているのです。これ以上の節約は、一人暮らし歴5年ぐらいは必要かと思います。
電子レンジは調理道具
昔は食べ物の再加熱ぐらいでしたが、今は調理が出来ます。と言っても、高級な電子レンジの話ではありません。
ご飯が炊ける容器や、パスタを茹でる容器などが、100均で購入できるのです。
パスタをレンジで茹でている間に、コンロでレトルトパックを温める。カレーに飽きたら、パスタもありです。
そんな万能な電子レンジですが、オーブン機能付きレンジで、トースターの代用をするのはやめたほうがいい。オーブン機能を使った後、粗熱が取れるまではレンジ機能が使えなかったりするので。あと、汚れる。トースターは汚れたら買い換えればいいが、電子レンジは処分が面倒です。
自治体によって違いますが、トースターなど小さい家電は、粗大ごみではなく、不燃ごみで捨てることができます。一人暮らしで購入するものは、捨てる時のことまで考えておくといいですよ。
カレーとパスタに野菜を加えよう
自炊はレトルトでいいのです。ただ、野菜が取れない。そして、外食でも野菜はあまり取れない。一人暮らしでは、野菜から取れる栄養素が不足するのです。
錠剤に頼ることも考えると思いますが、美味くもないので続きません。
ところが、野菜はレトルトを美味しくするのです。野菜は野菜の味でしかないが、レトルトのカレーやパスタソースと合わせると、旨さが数段あがります。レトルトと野菜は足し算ですが、味は掛け算の様に倍増します。
カレーとパスタソースに合う初心者が扱いやすい、ちょい足し野菜
洗わずに、ちょっと切って、炒めるだけで。(レンジで蒸しても良い)
ぶなしめじ
癖がなくどのレトルトにも合い、意外に栄養価があります。冷蔵庫で1週間は余裕で持つので安心して買える。そして安い。
エリンギ
しめじよりはちょっと高いが、同じ様に冷蔵で長持ちで、食物繊維など栄養価もある。
洗うのが楽で、切るのも楽で、炒めるだけ。(レンジで蒸しても良い)
ズッキーニ
こいつも、結構冷蔵庫でがんばりますね。切り口にラップをして1週間放置しても、大丈夫です。栄養価はかぼちゃの仲間ので高いです。
ナス
日持ちに関しては、長いとは言えない。が、美味い。味がしっかりしているが、カレーもパスタソースも邪魔をしない。
ちょっと面倒だけど、チャレンジ枠。
ブロッコリー
栄養価が高いが、神経質な人は避けるほうがいい?
小さな虫がいるかもしれないので、洗うのですが洗いづらい。というか、必要な分を切って水の中に20分入れて置く。(水に浮くので重しを乗せるなど必要)
その後、沸騰したお湯で2〜3分茹でる。
玉ねぎ
栄養価は高くはないが、血液中の余分な糖や脂質を減らす働き、血液サラサラ効果があるそうです。ただ、皮を剥いたり、切ったり等、ちょっと面倒。
旬の野菜
春ならアスパラや菜の花、夏ならトマトやオクラ、などなど。旬のものは安い。(初物は高いですが)さらに、栄養価が旬のときが一番良い。
ズッキーニとナスの輪切りを追加して、パルメザンチーズをふった、キューピーのミートソースレトルト。
まとめ
自炊は節約のためではなく、ひとりごはんを美味しくするためにしましょう。
貧乏だから野菜が食えないとかいうのは毎晩蒸し野菜を食わないやつの戯言にすぎない・春
上の記事のコメントにあった、野菜の保存袋「愛菜果」は、良さそうですね。
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