「選挙って入れる人いないのに行くの?」 に対する考察。

「面倒なら行かなければいい。
ただ、その行為にも責任を持ち、世の中に対して不平不満を言うな。」

これが、私の答えかな。

行かないという選択は、誰が当選しても文句を言う資格がないということ。間接的にその人を当選させたことになる。

自分の1票ぐらいで変わらないと考える人もいますが、どんな有権者でも1人1票の条件は変わらない。みんなが微々たる影響力しかない1票を入れるために、時間を作っているのです。

「入れる人がいない」は正しいのか

入れる人がいないという人は、各立候補者の意見を選挙公報等で確認した上で言っているのか? まあ、一通り確認した上で、入れる人がいないなら仕方がないが、一通り確認した人なら、消去法でも誰かしら決めて投票できると思うのです。

入れる人がいないから行かないという人は、おそらく何もしていない人なのだ。

世の中や政治に満足しているのなら、それもいいでしょう。不満が出てきてから動き出せばいい。しかし、不満を持っているのに選挙公報などを見ようともせず愚痴ばかりでは、お腹を空かしても泣くことしかできない子どもと一緒ではないですか。

有権者の正しい行動

「有権者は、その1票を入れるために、告示日から投票日までに、各立候補者のポスター、ビラ、選挙公報、街頭演説、ホームページ、所属政党のマニフェスト等の全てから情報を得て、絶対に正しいと思う候補者を1人選ばなくてはならない。」などというような事にはなってはいない。

もっと簡単に決めていいのだ。

1. 顔で選ぶ

おばちゃんなんかがやってそうな手法ですが意外にいい。人相学があるように人の性格は顔に出てくる。政治は政党ではなく最後は人である。ただ、最近のポスター写真は修正しまくっているので、動きのある映像か直接本人を見て判断したほうがいいでしょう。

2. 所属団体の組織票にする

組織票でもいいのです。自分が所属している団体が優遇されれば、自分にもメリットは有るのだから。自分の意に反していなければ、組織票でも問題ない。

3. 政党で選ぶ

政党で選んでもいいんじゃないですか。政治は政党ではなく最後は人だと思っているので、私はその選び方は好きではないですが。また、常に同じ政党に何も考えず票を入れるのなら、まずは党員になることをおすすめします。

4. 選挙公報から選ぶ

私の選び方ですが、新聞受けに届く選挙公報だけは読んで選びます。日々時間の無い中で、このくらいしかできていませんが。

5. 良くない選び方

選び方は自由です。自由なのですが、「当選しそうな人に入れる」という選び方はいかがなものかと思います。
そんなに、死票になるのが嫌ですか?
当落を正解できて嬉しいですか? クイズじゃないんですよ。

白票はアリかナシか

現状では白票に意味はない。「有効票数が一定割合を下回った場合に再選挙を行う」などの条件がない中では白票は無効票でしかない。

そして、白票による意思表示は危険なことだと私は考えます。白票を入れるということは「どの候補者も違う」ということでしょうが、先程も書きましたが選挙公報ぐらい目を通しているのでしょうか。

結局、面倒なことは避け、もっとわかりやすい候補者を出せということなら、ポピュリズム政治に益々なっていきます。

投票だけでいいのでしょうか?

国政選挙や知事選なら誰に入れたか覚えていて、言っていたことが出来ているのか確認することができて、次の投票に影響することはあるのですが、市議会議員選なんかだとあまり覚えていない。

特に政党で選んでいるわけではない私の場合は、市議会議員なんて誰に入れたのかほとんど覚えていない。引っ越しで市が変わったりで、最近は毎回リセット状態です。これでは、政党で選んでいる人の方が、ましではないですか。

結局、我々は気分で投票しているとなり、投票に行かない人と、根本的な部分で変わらないのかもしれない。

選挙に行こう!

私はこのフレーズが嫌いです。

みんな行きたがらないから、「選挙に行こう」ということでしょうが、逆効果ではないのか。「みんな嫌々投票に行っているのです」というニュアンスしか受けない。

せっかくの権利を捨てているバカはほっとけばいいぐらいのニュアンスの言葉はないのでしょうか。
選挙は粛々と。とか?

まあ、テレビが選挙特番で稼ぎたいから、お祭りのような感じにさせてしまうのでしょうけど。